2002.06.01
第42回コロキウム
ヒスパニック/ラティーノ
−米国とラテンアメリカの間で−
ゲストスピーカー:小田康之(GEO Global 代表)
日時:2002年6月1日(土) 2:00−5:00pm
場所:東京・千代田区 九段社会教育会館
 アメリカ合衆国では、2000年国勢調査でヒスパニックが3530万人となり、ほぼ黒人人口と肩を並べ、最大のマイノリティー集団となりつつある。

 今回のコロキウムでは、前半は、パワーポイントで、米国におけるヒスパニックの現状を説明。後半は、ヒスパニックの多いサンフランシスコのミッション地区を写真を使って紹介しました。

【話のポイント】
・スペイン語系移民を表す言葉のいろいろ
Hispanic: 米国政府機関によって1970年代に作り出された言葉
Latino: 宗主国スペインを連想させる"Hispanic"を避けるために使われ始めた言葉
Chicano:主としてメキシコ系を指す、語源はMexicano
Raza:「人種」の意味のスペイン語。社会学者や活動家により使われ始めた言葉
・2000年国勢調査 調査表の質問事項(ヒスパニックか否か、人種について)
・ヒスパニック人口:3530万人(2000年)
・1990年から2000年の人口増加率: 全米13%、ヒスパニック58%
・ヒスパニック人口の多い州:1.California, 2.Texas, 3.New York, 4.Florida, 5.Illinois
・州人口に占めるヒスパニックの割合: 1.New Mexico 42%, 2.Califonia 32.4%, 3.Texas 32.0%
・ヒスパニック増加率の高い州: 1.N.Carolina 394%, 2.Arkansas 337%, 3.Georgia 300%
・プエルトリコの人口: 380万人(99%はヒスパニック、但し全米統計の数字には含まれていない)
・ヒスパニック人口の内訳:メキシコ系66%, プエルトリコ系9%, キューバ系4%, 中・南米系15%, その他6%
・ヒスパニックは、大都市に集中する傾向あり
・ヒスパニックは、平均年齢が若い: 全米 35.3歳, ヒスパニック 25.9歳
・最終学歴は、非ヒスパニック白人に比べ低い傾向
・所得は、非ヒスパック白人に比べ低い傾向
・コマーシャルなどに現れるヒスパニックへのステレオタイプ:例)Frito Bandito, Taco Bellのチワワ犬
・世代を経るごとに、非ヒスパニックとの結婚が増加
・ヒスパニックによる母国への送金:米国からラテンアメリカへ 合計約200億ドル(1999年)
米国からの送金がGDPの10%を超える6カ国:ハイチ、ニカラグア、エルサルバドル、ジャマイカ、ドミニカ共和国、エクアドル
送金手数料は、20%くらいであったが、競争により低下しつつある

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======================【スピーカーのプロフィール】========================

 1年間の留学を経て米国オハイオ州の高校を卒業。1989年上智大学外国語学部に入学し、スペイン地域研究を専攻。 大学在学中、マドリード大学に留学。上智大学卒業後、三井物産に入社し鉱山機械・建設機械のファイナンスの仕事をラテンアメリカ市場中心に3年間担当。1997年三井物産を退社し、上智大学に新設された大学院地域研究専攻の博士前期課程に入学。ラテンアメリカ地域研究を専攻し、地域研究修士(ラテンアメリカ)。1998年よりアーサーアンダーセン・ビジネスコンサルティング コンサルタント。1999年より(株)リキッドオーディオ・ジャパン マーケティング部長、E-コマース事業部長。2000年よりイーベイジャパン(株)でマーケティングの責任者を務めた後、2001年5月に渡米。現在、サンフランシスコ在住。
●メールアドレス:oda@geo-g.com

updated:2002.06.01